学校では教えてくれないお金の話

先進国の中でも金融教育において日本はダントツで遅れています。政府は国民を助けてはくれません。将来への不安を抱えている人と繋がれればと思いこのブログを立ち上げました。「知らないと生涯で数千万円損する」お金の知識を発信していきます。

アンティークコインの歴史で分かる価値!その重みを感じよう

アンティークコインの歴史は興味深い

アンティークコインは実物資産の中でも、紀元前にさかのぼるほど長い歴史があります。
その中でも価値を失わずに今も取引され続けているのには、当然相応の魅力があるからです。

アンティークコインという資産に興味を持ち始めるためには、まずその歴史を知ることも良いきっかけになるはずです。

そこで今回はアンティークコインに関する重要な歴史の転換点を述べていきます。
みなさんも聞いたことがあるような歴史上の出来事や国が出てくるので、興味深く感じる人も多いはずです。

アンティークコインの歴史を知って、今もなおその価値が認められている理由を少しでも分かるようになりましょう。

コインの起源は紀元前にまでさかのぼる

コインは紀元前にさかのぼる

アンティークコインと呼ぶからには、単純に考えると昔のコインという意味です。
とはいえ一体、どのくらい昔にアンティークコインはできたのでしょうか。

今のところ発見されている世界最古のコインは、紀元前7世紀頃にリディアで作られていたエレクトラム貨です。

古代ギリシャ リディア 1/3エレクトラム貨
(古代ギリシャ リディア 1/3エレクトラム貨)

当時のコインは重量は一定の法則を保っていたものの、自然合金で作られていて査定の方法もなかったため金の含有量がそれぞれで異なっていました。

このようにアンティークコインの歴史はキリストが生まれる遥か前から始まっています。
つまり約2670年もの月日を経て、現在も取引されていると考えると興味深いですよね。

大量のコインを作るアレクサンドロス大王

アレキサンダー大王 金貨

そしてアンティークコインの歴史を語る上で非常に重要なのが、アレクサンドロス大王です。
彼は紀元前4世紀ごろに活躍し、領地をマケドニアからインドやヨーロッパにまで渡る大帝国を作った人物になります。

アレクサンダー大王
(引用:世界の歴史まっぷ)

そんなアレクサンドロス大王は、当時に見つけた鉱山から見つけられた大量の金銀を使って、重さと大きさを統一したコインを大量に発行しました。
同時に造幣局が25ヶ所以上も作られたことで、コインがたくさんの人の間で流通し始めたのです。

以下のコインは、表にヘラクレス神と裏に全能の神ゼウスが描かれており、そして自らをギリシアの英雄神ヘラクレスの横顔に重ねることで世界のリーダーであることを示しています。

4ドラクマ銀貨 前4世紀
(4ドラクマ銀貨 前4世紀)

アレクサンドロス大王はこうして貨幣経済の基礎を作ったとともに、アンティークコインを自身のプロパガンダにも使うなど有効活用したことで知られています。

ルネッサンスをきっかけにヨーロッパ各地へ広がる

ルネッサンス

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